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北朝鮮の中国漁船拿捕の真相 /

北朝鮮の高速軍用艇が中国領海で中国漁船を拿捕し、金を要求したという事件は、たんなる北朝鮮人による海賊行為か、北朝鮮の軍部がやったことなのかと相も変わらずメディアの報道は両国への刺激を避けるために曖昧だが、これはたんなる海賊行為でないことは確かだ。
かといって、金正雲指示の元、実行された軍の行動とするには、あまりにも無謀すぎてその意図がはかりかねるが、軍の一部による跳ね上がり行動だと考えると実に分かりやすい。
金正雲体制に反発する少数の軍人が最も中国を頼りにしている政府に対し、中国の信頼を一気に失墜させ、世界に軍部が一枚岩じゃないことをアピールするためにやったとすれば少人数で最大の効果を生むことになる。
すでに一部の人質が解放されたそうだが、上記の推測が正しければ北朝鮮の体制を守りたい中国政府はこの事件を穏便にすませ、北朝鮮国内では軍部の粛正が始まるだろう。
穿った見方かも知れないが、いずれにせよ、このほころびが大きな亀裂に発展するかどうかを注意深くウオッチして行きたいと思っている。

# by minamikawa-taizo | 2012-05-20 01:44 | Trackback | Comments(0)

同窓会で生まれたアイディア /

大学時代、ジャーナリズム研究会に所属していた。所属していたが何かやったという記憶はない。末端部員のひとりだった。
しかし、このジャーナリズム研究会の同窓会が行われていたらしく、3年ほど前に顔を出したが、卒業後、作家業をやっているのは僕ぐらいで何となく違和感を感じた。
ところが先日、このクラブの部長とマドンナだった奥様に放送作家志望の若者にアドバイスしてやって欲しいと頼まれてお会いして以来、急速に打ち解けることが出来て、今年の同窓会は楽しく参加出来た。
 元来、同窓会とか何とかの会というのは苦手だ。自慢話を聞くのも話すのも苦手だ。僕に興味を持ってくれる相手には喜んでプライベートなこともオープンにして話す方だが、不特定多数の集団に対しては笑顔の南川に徹している。
 今回、ジャーナリズム研究会の同窓会が楽しかったのは、たまたま席が近かった友人の人生に触れることが出来たからだ。彼は大手ゼネコンの営業マンを退職し、残る人生で何をすべきか悩んでいた。コンクリートや地盤に対する知識が豊富だったので、関東大震災の発生が予測される中、今、土地を買ってマイホームを建てようとしている人たちは購入する土地の地盤が大丈夫かどうか不安がっている。そういう人たちのために地盤鑑定士みたいな仕事が出来ないかと言ったら彼は目を輝かせて賛同してくれた。彼がそういう仕事をするようになるかどうかは分からないが、異業種の僕なりの提案を喜んでくれたことが嬉しかった。

# by minamikawa-taizo | 2012-05-19 19:34 | Trackback | Comments(0)

改訂版「雨ニモ負ケズ」 /

 
 雨にも負けず 風にも負けず
 老化という大敵にも負けず
 カミさんの小言にもめげず 
 「制作費が安いもんで」
 と言われても原稿料は負けず
 東に困っている人がいれば 
 見て見ぬふりをし
 西に大金持ちがいれば飛んでいき
 政治が悪いと言われれば「そうだろうな」と思い
 物事には表もあれば裏もあり 
 そのまた裏の裏があったりするが
 表だけしかみないことにする。
 女性が好意を示してくれれば
 「きっと介護士に違いない」と思い
 僕の小説を賞める人がいたら
 「きっと本を読んだことのない人だ」と思い
 人には決して奢らず
 自分も決しておごらず 高ぶらず
 100円貸してと言われたら きっぱり断り
 一億円くれると言えばありがたく受け取り
 それが違法な金なら 素直に刑務所に入り
 「お前はバカだ」と言われたら
 「ハイ、バカです」と答える
 そういう人間にわたしはなりたくない。 

# by minamikawa-taizo | 2012-05-17 00:36 | Trackback | Comments(0)

沖縄本土復帰40周年 /

沖縄が本土復帰40周年を迎えた。米軍基地の70%を負担し、多大な犠牲を払っている沖縄に感謝の念を僕なりに持ち続けているが、最近、ちょっと不安になることがある。沖縄の人たちの多くが米軍基地はいらないという気持ちは分かるが、何かの調査で米軍基地の代わりに自衛隊が入るのもノーらしい。つまり万が一戦争になったら基地を持っている所が真っ先にやられるから、基地そのものがいらないというのだ。先の戦争で沖縄は戦禍の犠牲となった。そんなことは二度とごめんだと言うのである。しかも、重大なことは沖縄の人たちの多くが、中国を敵対視していないということだ。今や中国は沖縄の経済にとってなくてはならない存在だというのだ。中国は沖縄の土地を次々に買い、中国福建省には沖縄と中国の友好ビルが出来ているらしい。確かに沖縄の歴史を観れば、琉球王朝時代から中国と密接な交流があった。沖縄県出身の友人は「沖縄が中国領になってもかまわない」とまで言う。尖閣諸島および沖縄を虎視眈々と狙っている中国。土地を買いまくり沖縄と密接な経済交流することが将来を見据えた戦略であることを沖縄の人は気づいているのだろうか?本土が沖縄を軽視するならそれでもいいと思う沖縄県人が少しずつ増えていそうな気がしてならない

# by minamikawa-taizo | 2012-05-14 22:28 | Trackback | Comments(0)

イメージカラーと言えば格好いいけど… /

 数年前から衣装をすべて黒に統一している。パンツもシャツもセーターもスーツも靴下もすべて黒。なぜかと言われると困るのだが、黒一色にすれば出かける度のコーディネイトがたやすく、あれこれ迷う必要がないし、僕のイメージも統一出来るし、カミさんが買ってきた服が気に入らなくても嫌々着る必要もない。要は性格がずぼらなだけなのだが、やってみると実に快適だ。欠点としては全身黒づくめというのはどうも怪しげで、下手をするとその筋の方と間違われやすいが、幸いお人好しな顔をしているので、これまで怖がられたりしたことは多分ないと思う。もう一つの欠点は毎日、同じ物を着ていると思われることだが、これは毎日、同じ物を着ているのではなく、同じ色の物を着ているのだが、理解してもらうのは難しい。黒いジーンズは5着ぐらいあるし、黒いTシャツに至っては20着ぐらいある。おかげでタンスの引き出しを開けると真っ黒だ。こうなると丸首シャツもタートルもいちいち出してみないと分からない。そこで引き出しの表面に中身を表示することにした。かくて、シンボルマークはタイゾウの象。イメージカラーは黒で通しているのだが、まあ、どこかで行き倒れになった場合の目印ぐらいにはなるかもね。

# by minamikawa-taizo | 2012-05-14 01:58 | Trackback | Comments(2)

バッドタイミング /

昨日は東京目黒区青葉台のスタジオブラートという所でシャンソン歌手、菅原佐知さんと今里哲さん、渡辺歌子さんのライブがあった。菅原さんと渡辺さんのシャンソンを同時に聞けるチャンスは滅多にない。何が何でも行くぞとスケジュールを押さえていたが、仕事上、前もって予約するのは微妙な時期だった。そこで当日券目当でいたのだが、何とか行けるようになって、浮き浮きと出かけようとしたが、念のためと思って電話したら満席でNG。そうだろうな、菅原さんと渡辺さんが出演していて、しかも、それほど広いスペースでもなさそうだから、満席になるのは当然だった。何だかこのところ行きたいライブとタイミングが合わず、滅茶苦茶多忙なわけでもないのに、そういう時に限って埋まっていたりする。これから先もオオタスセリさん、立川こしらさん、いなちゃんライブ、神田松鯉さん、畑正憲さんの喜寿を祝う会、ギャラクシー賞のパーティ、ラジオの会などなど、行きたい、あるいは行くべき、あるいは行ければ行きたいものがあって、さすがに全部行けるほど余裕がなくて、どうしたものかと思案している。

# by minamikawa-taizo | 2012-05-13 04:25 | Trackback | Comments(0)

動物と落語 /

昨日は東京の葛西にある東京コミュニケーションアーツ専門学院という所に行った。動物の飼育やドッグトレーナー、トリマーなどを養成する学校である。何をしに行ったかと言うと4月からスタートした「ムツゴロウのゆかいな動物図鑑」のロケだ。この日、ムツゴロウさんが特別講義をする。校内に入ると生徒達から「こんにちは」と元気な声がかかってくる。僕も数年前に二年ほど同じ系列の映画部門で講師をした経験があるが、ここの生徒達の礼儀正しさは校風でもあるようだ。ムツゴロウさんがフラリと動物飼育室に入った。飼育室にはコモンリスザルやコアリクイなどおよそ50種90匹の動物が飼育されている。生徒が動物園などに就職するため、いろんな種類の動物を飼育しているという。ムツゴロウさんは動物の世話をする生徒たちに話しかけ、その動物の習性や接触の仕方を説明し始めた。生徒達は突然、始まったムツゴロウ流の実践講義に興味津津、目を輝かせていた。夜は恒例の四谷コタンだ。敬愛する奥山侊伸さんの落語会だ。この日はいつもの奥山侊志んさんと立川こしらさん、立川しららさんに加えて、今、人気の女芸人オオタスセリ、せんだみつおという豪華?メンバー。特にオオタスセリが初めて落語に挑戦した。これから毎月、コタンで落語をやると言う。成長が楽しみだ。特筆すべきは奥山さんの「抜け雀」が素晴らしかった。6月には奥山さん、いよいよ新宿末広亭の高座に上がるらしい。


# by minamikawa-taizo | 2012-05-11 22:46 | Trackback | Comments(0)

バラに魅せられて /

 山梨県の石和温泉にある「コマツガーデン」という所に行ってきました。社長の後藤みどりさんにお会いしてバラにまつわるお話を楽しく伺いました。このところ「バラ」に関する番組をお手伝いしていて、バラ栽培の専門家たちにお話を伺っていますが、僕はこれまでバラについて大変、無知だったと思い知らされました。バラって奥が深いです。そもそも園芸とやらに無関心で、庭いじりはまだ十年早いなどと思っていましたが、なんのなんのバラの栽培を本気ではじめたら、片手間では出来そうにありません。黄色いバラが大好きだった亡妻。黄色いバラはグラハムトーマスというそうですが、祭壇を100本の黄色いバラで飾ってお別れしたのが僕の唯一のバラとの関わりでした。取材内容は放送前なのでお伝え出来ませんが、バラを扱う人は「ロザリアン」とか「ローズフロアー」などと呼ばれるそうですが、みなさん、バラのことになると無我夢中で、頭の中からバラが消えることはないそうです。特に母の日前後はバラの最盛期でもあり、もっとも忙しい時期なんだそうですが、後藤さんはそんな時に3時間以上も貴重な時間を割いてくれました。 このままバラの取材を続けていくと、バラの不思議な魅力にはまりそうです。夜、電話してきた友人にその話をしたら「お前もいよいよバラ族か」と言われました。違うって!

# by minamikawa-taizo | 2012-05-09 00:38 | Trackback | Comments(2)

大阪の男やさかい                         /

5月6日午前5時。本日の午後大阪から自宅がある川崎に向かいます。実はのんびり大阪でと行く前のブログに
書きましたが、実はそう言いつつも小説を書くつもりでした。小説を書くなどというと僕に会いに来てくれる人に気を遣わせることになるので、あえて書きませんでした。そのかいあって適度に退屈しない程度に友人や初めての訪問者とゆかいな時間がもてて有意義なお里帰りとなりました。今回、大阪で40年以上ぶりに自転車に乗ったら、
案外、すんなりと乗れまして、40年以上乗っていなくても身体は覚えているんだなぁと我ながら感心しました。
もうすっかり自転車の楽しさに目覚めてしまって、滞在中、毎日、散歩がてらに自転車を乗り回していました。
歩いて見るふるさと大阪も楽しいですが、自転車でまわるふるさともいいものです。すっかり変わってしまったところと全く変わっていないところがあっておもしろい。我が家の近くではすっかりなくなったふすま屋さんや、タタミ屋さんを見つけて喜んだりしましたが、子供の頃、賑わっていた商店街がシャッター通りになっていて思わず「お前もか!」と叫びたくなりました。96才で食欲旺盛、毎日、店に出て愛嬌をふりまく我が母千代さんも健在。耳がとおくなり、頭の方もユニーク度が増して、大阪に滞在中10回ぐらい「泰三は作家なのか?」と聞かれました。その度に「ああ、作家だよ」と答えましたが、あまり何度も聞かれるとひょっとしたら母親は「泰三はそれでも作家といえるのか?」と言われているような気がしてきました。「ハイ、作家だよ」と答えるのはまだ十年速いかもしれません。

# by minamikawa-taizo | 2012-05-06 05:41 | Trackback | Comments(2)

大阪から愛をこめて                      /

まだ大阪にいます。ノートパソコンを持って来ましたが、スマホを端末にすれば地方でもネットが出来ると聞いて
いたのですが、どうもうまくいきません。そういうわけで今日やっと妹のPCを借りて、ブログに投稿出来ました。
昨夜は高校時代の仲間が集まり、楽しく盛り上がりました。急な帰阪にもかかわらず6人も集まってくれて感謝です。僕は大阪市立工芸高校金属工芸科を卒業しているのですが、入学したものの、天才的不器用者であることがわかり、実技は最悪でした。仲間達はさすがそれぞれの技能を活かして、充実した人生を送ったようです。
金型のプロフェッショナル、大型コンピューターの専門家になった者、自動車部品の会社を経営する者など、僕の知らない世界をいろいろ教わりました。今日は元北海道動物王国の元スタッフが遊びに来ます。

# by minamikawa-taizo | 2012-05-03 10:11 | Trackback | Comments(4)

心の洗濯に大阪へ /

本日、打ち合わせの後、大阪に行きます。
 昭和初期の雰囲気が残る古い小さな玉撞き屋
 そこが僕の生家です。あの蔦の絡まる店、年季の入った玉撞き台や古い写真、アフリカの面や皮表紙のレコードアルバムetc。
 様々な思い出がひっそりと眠る店に立ち、96歳になる母親に会って、斜陽であまり客がいない玉撞き屋を、玉撞きを愛するお客様と、この時代がかった店でお茶を飲むのを楽しみにしている一握りの人たちのために、ほとんどボランティアで店を守ってくれている妹に逢いに行きます。
 ここが僕のすべての出発点でした。いつもここに帰って元気をもらいます。
「よし、やるぞ!頑張らなきゃ」
という気持ちになるのです。
今回は5月6日か7日頃まで滞在する予定です。
いつもなら仕事を持ち込むのですが、今回は特に締め切りの原稿もなく、その分、連休明けは大変かもと思いつつ、今年は新年から老骨にムチ打って頑張ってきたから、何の目的もなくボーと自然体で過ごそう思います。
 とはいうものの寂しがり屋なので、数日たつと旧友たちとあったりするんだろうなぁ。時間がある大阪周辺の方、電話してみてください。
お店まで来て頂ければ玉撞きをお教えしますよ。
お店の電話番号は
066-622ー6733
です。ここに電話すれば僕と連絡が取れます。ほんなら行ってきまぁ~す。

# by minamikawa-taizo | 2012-04-29 02:14 | Trackback | Comments(2)

掃きだめで見つけた思い出 /

「週刊文春」を久々に買った。
いつ頃からかすっかり芸能週刊誌になってしまって購買意欲が起きなかったのだが、そろそろ骨のある週刊誌に戻っているのかなぁと思って買ってみたが、いやはや以前にも増して芸能ニュースに溢れている。
トップ記事が「小沢一郎に隠し子がいた!」この記事を小沢一郎が無罪判決となった日の前後に掲載する意図は何か?サラッと読んで見ると、隠し子云々は20年以上前の話だ。
今、この政治家の20年以上前の隠し子を追及することが、どれほど重要なことなのか?パラパラと先の頁をめくって見ると、芸能人、著名人のゴシップ記事、皇太子ご夫妻のプライベートな話題、木嶋佳苗の実録法廷マンガ、ダルビッシュが少年時代、不良だったらしいという暴露記事。うんざりする。
そんな掃きだめ記事の中で一つだけ「40周年発掘スクープ」と銘打って「仁義なき戦い」の主人公モデルが亡くなる前にインタビューした特集記事が目についた。これも今頃何で?と言いたくなるが、実はこの仁義なき戦いが世に出る前、某ラジオ局のプロデューサーから「広島のヤクザが書いた手記だけど本にまとめてくれないか」と原作を預けられたことがあった。
確か2週間ほど預かったがほとんど読みもしないで返してしまった。2週間、僕の手元にチャンスが留まっていたことになる。僕が書いていたらあれほどのベストセラーにならなかったかも知れないから別に惜しくはないが、チャンスって案外、誰にでも本人が気づかない間に通り過ぎているのかも知れないと思った。

# by minamikawa-taizo | 2012-04-27 01:18 | Trackback | Comments(0)

無免許運転を許すな /

 京都府亀岡市で集団登校中の小学生らを軽乗用車でひき殺した18歳の少年は無免許でしかも居眠り運転だったと言う。
許せないのはひょっとするとこの少年、自動車運転過失傷害致死罪しか問われず、最長で7年の刑というではないか。
下手すれば未成年ということでもっと軽い処分にされかねない。
もっと重刑の自動車危険運転過失傷害致死罪だと最長20年ぐらいの刑が可能らしいが、どうもこの罪は問われない可能性があるらしい。
酔っ払って運転していたのではなく、居眠り運転でも徹夜で走り回っていたということは運転技術は充分にあったと見なされ、居眠りをして危険を知らなかったから故意に危険を知りつつ事故を起こしたことにならないと言うのだ。
こんな馬鹿なことがあるか!無免許で運転し、居眠りで10人もの死傷者を出した。それだけで充分に危険運転過失傷害致死罪を成立させるべきだし、もっと言えば殺人罪に問うべきだ。
今日は北海道でも無免許運転による暴走があったらしいが、無免許運転は即刻、刑事罰にすべきと思うのは僕だけなのだろうか。

# by minamikawa-taizo | 2012-04-25 00:54 | Trackback | Comments(4)

北朝鮮の動きに注意 /

北朝鮮の朝鮮人民軍最高司令部が「間もなく革命武力の特別行動を始める」と通告し、3~4分、それより短い時間にソウルを焦土化すると発表した。
このニュースはどのメディアも伝えているが、その扱いは小さい。
「またか」「いつもの脅し」というニュアンスがくみ取れる。
提灯行灯の我が防衛省も無反応だ。
多くのメディアは金正恩体制への求心力を高める狙いだろうと楽観的な分析をしている。
ミサイル発射の失敗に続いて、このような脅しをかけて、何もしない方が金正恩体制をおとしめることになると思うのだが余計な心配だろうか?
確かに北朝鮮はこれまでもさんざん韓国にヤクザのような脅しをかけてはいるが金正恩体制になって間もないことや、脅しの中身が「3~4分、それより短い時間にソウルを焦土化」とあたかもミサイル攻撃や核攻撃を暗示していて不気味である。
平和ボケした我々日本人にはあまりにも荒唐無稽で非現実的で「またか」で処理するのが常識かも知れないが「またか」が「まさか」に変わらないことを祈るばかりだ。
 

# by minamikawa-taizo | 2012-04-23 21:42 | Trackback(1) | Comments(2)

老人パワーが日本を救う /

新藤兼人さんが100歳になられたそうだ。
99歳のとき映画「一枚のハガキ」のメガホンをとられた。
僕の母親は96歳である。玉撞き屋の千代さんとして大阪では知る人ぞ知る存在だ。
毎日、午後、店に出てソファにちょこんと正座し、玉を撞くお客さんを観ながら時々
「そんな撞き方したらあかんでぇ」
などと声をかけている。
もう90歳や100歳が珍しい存在ではなくなった。
今、一緒に仕事をさせてもらっているムツゴロウこと作家、畑正憲さんは今年、喜寿を迎えるが8月には地元の競馬にチャレンジされるらしい。
こうした人たちを見ていると僕なんかまだまだ若僧に思えてくる。階段をヒイヒイのぼる少々、情けない若僧だが、めげそうになった時に元気に先を走っている諸先輩に勇気をもらう。
尖閣諸島を買うと宣言した石原慎太郎東京都知事が物議を醸しているが、今の政治家にこういう大胆な発想の持ち主はいない。
老害もあるがこの閉塞した日本に活を入れるのは元気な高齢者たちだ。

# by minamikawa-taizo | 2012-04-22 14:10 | Trackback | Comments(2)

北のミサイルはやはり人工衛星?                /

北朝鮮が打ち上げに失敗したミサイルを自衛隊の特殊アンテナが打ち上げ3分後にキャッチしていたらしい。
しかも、何やら分解した破片から発している無線らしきものを数分捉えていたというニュースを昨夜の報道ステーションでやっていた。
何でもこの自衛隊の特殊アンテナは極秘になっているから、政府はその存在を否定したという。
 疑い深い僕はそれが事実なら、北朝鮮は何が何でも人工衛星であることを示すために、人工衛星としての低レベルの機能を積んでいたのではないかと思った。公開されたオモチャのような箱は本物だったことになる。そうだとすればこれは北朝鮮が言うところの人工衛星だ。目的はミサイル実験であることには違いないが人工衛星であるというハッタリは間違っていないことになる。もちろん、これは男が女装して女子トイレに入るようなものであまりにも姑息だ。それよりもこうしたことを政府はなぜ隠すのか?いつかの中国漁船体当たり事件も含めて、この政権の隠蔽体質が気になる。
 そういえば首都の巨大地震の被害予想が更新された。最大死者9700人だという。疑い深い僕はこんなもの冬場か昼夜かなどの条件で全く違ってくるはずだし、何時起こってもおかしくないという巨大地震の防災対策も出来ていない状況で、被害予想を上向きに発表するのは不安を煽るだけだと思ってしまう。これって実際に巨大地震が発生したときに想定外という責任逃れをしないためじゃないかと思ってしまう。しかも、疑い深い僕はこの時期に発表するのはひょっとして巨大地震が間近に迫っているという密かな警告ではないかと思ってしまう。なにもかも怪しげに思えてしまう近頃の日本。

# by minamikawa-taizo | 2012-04-19 01:19 | Trackback | Comments(0)

新番組「ムツゴロウのゆかいな動物図鑑」 /

4月22日(日)午後7時よりBSフジで新番組「ムツゴロウのゆかいな動物図鑑」がスタートする。
第一回は「ムツゴロウ流犬のしつけ」だ。
愛犬の吠え癖、噛み癖で困っている飼い主も多いことだろう。動物王国のムツゴロウ邸リビングで愛犬のバーニーズに手伝ってもらい犬のしつけについて語るムツゴロウさんをベースに、実際に噛み癖で困っている家を訪ねて、物の見事に噛み癖を治してしまうエピソードが紹介される。
今年、喜寿を迎えたムツゴロウさんはさすがに虎や豹と格闘したり、海中に潜ってイルカと遊んだりという体力はないが、頭脳の方はますます磨きがかかっている。
膨大な体験の中から培われた動物学はただただ感服するしかない。
番組では冒頭から専門的な動物学講義とはいかないけれど、おいおいムツゴロウさんの動物学を随所に入れ込んだ本格的な動物番組になればと期待している。
先日、一回目のナレーション録りが行われたが、かつての「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」のスタッフが勢揃い、その他、電通や局の担当も立ち会って、賑やかなナレーション録りになった。
懐かしくもあり、同時に新たな始まりとなる第一歩に緊張した。
どうか新番組「ムツゴロウのゆかいな動物図鑑」を暖かい目で見守ってください。僕も頑張ります。

# by minamikawa-taizo | 2012-04-17 01:31 | Trackback | Comments(2)

木嶋佳苗被告の死刑判決                    /

殺人の罪に問われた木嶋佳苗被告に死刑の判決が出た。
 自殺に見せかけた三人の被害者の一酸化炭素中毒死、練炭と七輪の購入、佳苗被告が所持していた睡眠薬と同成分の睡眠薬が被害者から検出され、事件発生時に現場近くで目撃され、何よりも被害者から多額の金を手に入れている。これがサスペンスドラマなら文句なしに殺人容疑で逮捕となるのだが、現実の法律では「決定的な証拠がないから無罪」という弁護側の主張があり、裁判員制度で判決を出すのに100日もかけなければならなかったことに驚く。
 状況証拠と言うが素人眼には殺害に使用された練炭と七輪を木嶋が事件の直前に購入していたというだけで充分な証拠と思うのだが、そうはいかないらしい。僕は万に一つの冤罪が発生する可能性がある以上、死刑には反対の立場だから、たとえ裁判員だったとしても死刑には賛成出来なかったと思う。
 むろん、木嶋は冤罪と言ってるわけじゃない。客観的状況は真っ黒けのケだ。しかし、死刑判決の理由の中に木嶋の孤独な男たちを食い物にする悪辣非道な悪女ぶりに対する嫌悪感があるとすれば、それは殺人の証明にはなりえない。「あの容姿で善良な男を食い物にするなんて許せない」という偏見が透けて見える。そこだけで有罪にしたならば中世の魔女狩りと変わらない。
木嶋が100人の男から金を騙し取ろうとそれは詐欺罪が成立しても殺人の要件ではない。三人の被害者に共通する動機と練炭、睡眠薬で充分だ。

# by minamikawa-taizo | 2012-04-15 02:46 | Trackback | Comments(0)

久々に「グッバイ艶」の書評発見 /

我々、放送作家は自分の作品が放送された段階で忘れてしまう習性がある。いわゆる消え物という意識だ。しかし、出版物はそうはいかないらしい。昨年、5月末に幻冬舎より出版され、そこそこに話題になった拙著の小説「グッバイ艶」が何気にネットを検索したら、今年に入っても書評を書いてくれている方がいる。その書評のほんの一部。
Aさん、「どうやら、人というものは一人一人が、小さなブラックホールのようなものと似ているらしく、ある境界の外で接していれば、どうということもないが、一歩、それより中に踏み込むと、とんでもないことを眼(ま)のあたりにすることとなるようである。あるいはまた、この世に生を受けたもの、それを、ぐっと至近距離で、みつめたりすれば、すべてグロテスクな相貌を表す、ともいえる。まして、エゴとエゴとが裸となって、もつれ、からみ合う恋ともなれば-。この『グッバイ艶(えん)』は、ある恋の物語、である。男と女、100のカップルがいれば、100とおりの恋のかたちがあるのだろうが、この「告白的私小説」で語られる恋は濃度が極めて高い。恋愛計測器というものがあったら、メーターがふり切れるほどの危険数値といえるだろう。時代は1960年代後半。私も同時代に青春の日々を送っていたので実感があるが、このころの街は妙な活気にあふれていた。未成熟ゆえの熱気というか、半ば、ヤケッパチの、自由な風が吹いていた。この、ヒリヒリするような、一瞬たりとも気の抜けない、ガチンコの恋の物語は、68年の冬に幕があく。酒を飲ませればだれとでも寝るという、色白、豊満な肉体の持ち主、艶という女の部屋を、下心満々の一人の若者が、人の噂そのままウイスキーのボトルを手に訪ねる。
この主人公、泰さん、大阪から東京に出てきて5年、かけだしの放送作家で25歳にして童貞。一方、艶さん、酒なしでは生きてゆけない、奔放で極めてデリケートな女。2人の切羽つまった恋のゆくえは-。また、裸で抱き合い、求め合い、何度交わっても、解き明かせない、人の心の謎とは-。
この『グッバイ艶』を読む人は、きっと過去の、あるいは現在の自分の恋を思い浮かべつつページを繰ることだろう。そうして、多分、自分たちの恋の穏やかさに、内心、ホッと胸をなでおろすのではないだろうか」
Bさん(どうやら画家さんらしい)「作者が、亡き妻との半生を描いたノンフィクションとのことで、新聞広告を見て気になり、7月に西友の書店で購入。後腐れの無い男女の関係を描いた作品ってある。村上春樹とか。読者には、そういう後腐れの無い男女の関係に憧れる、若いアンチャンとかもいるのだろう。しかしこの作品の主人公と「艶」は、徹底的に後腐れる!というか後腐れそのものが、この作品のメインストーリーだ。
「艶」はアルコール中毒で、散財がひどく、破滅的な人生を送り、主人公はブン回され、それでも最後まで付き合い、きる。病んだ彼女と付き合いながら浮気なんぞしおる、ノルウェイの森の主人公には、とうていできない生き方ではないか?わしは断然、「グッバイ艶」に共感する。人はみんな、オリジナルラブを貫けばいいという、勇気をもらったよ。」

もうすっかり忘れられたと思っていた小説がどっこいまだ生きていた。



 



# by minamikawa-taizo | 2012-04-14 01:17 | Trackback | Comments(7)

中学二年生になった娘 /

娘が中学二年生になった。
「泰さん、新入生から先輩って呼ばれるようになったよ」
と喜んでいる。
「長いスカートを見られるのも今のうち」
と言う。
「どういう意味だ?」
と聞いたら、新入生の内は校則を守って長いスカートでいるが、三ヶ月もたたない内にスカート丈が短くなっていくんだそうだ。
「二年生の授業面白いよ」
とも言う。そのくせケロッと新学期始まって最初のテストで追試を喰らったとまるで人ごとのように話す。
わが娘は両親のどちらに似たのか分からないが、常に前向き、楽天的である。(どう考えても父親に似たとしか思えないが)
すごく気にしていたクラス替えも仲の良かった友だちは別のクラスになったようだが
「新しい友だちが出来たよ」
と何やらその経緯を説明しながら嬉々としている。
今のところ「いじめ」も「恋」も「悩み」も皆無なようで、そんなに学校が楽しくていいのかなぁと思うほどだ。
ただ一つ気に入らないのは大好きな漬け物を「塩分は控え目に」と取り上げてしまうことだ。
近頃、何だか娘が僕を見る目が保護者の目になっているような気がする。気のせいであって欲しい。

# by minamikawa-taizo | 2012-04-12 00:53 | Trackback | Comments(2)

消えた二千円札                           /

あの二千円札が沖縄では普通に流通しているらしい。そういえば二千円札ってあったな。どこに消えたのかと思ったらもう9年連続で製造されていないそうだ。
 二千円札は2000年夏に開催された九州・沖縄サミットに合わせて発行され沖縄首里城の守礼門が描かれている。そのために製造中止になった今も沖縄ではATMで引き出せるし、公務員の給料にも二千円札が必ず含まれるという。このまま行けば二千円札は沖縄紙幣になってしまいそうだ。ちなみに東京では二千円札の入金は可能だが、引き出すことは出来ないようだ。
 そうなると二千円札が無性に欲しくなる。日本で流通している紙幣なのに、沖縄でしか流通していないなんて、何だか納得出来ない。もし、手に入ったら東京で何の問題もなく使えるのだろうか?タクシーに乗ったら受け取りを拒否されてしまいそうだ。もし二千円札が手に入るのなら、たこ焼きを付けてもいい。なぜたこ焼きなのかよく分からんが、日本人が自国の金が使えないのが何とも悔しい。発行された当時はついうっかり千円札と間違えそうになったものだ。今、二千円札の偽札を渡されても区別出来るか自信がない。それこそ本当のニセン円札だ。

# by minamikawa-taizo | 2012-04-11 00:40 | Trackback | Comments(6)

金正恩の腹の中 /

北朝鮮はこのまま予定通りに長距離弾道ミサイルを打ち上げるのか?
金正恩の立場で考えて見た。
「今更、米日韓の圧力に負けて打ち上げをやめるわけにいかない。このまま打ち上げて、その一方で核実験をちらつかせ米日韓から譲歩を引き出せばさすが金正恩様となるのだろうが、そうは行きそうにない。
15日に爺ちゃんの故・金日成の生誕100周年を迎え11日には朝鮮労働党代表者会、13日には最高人民会議と言う重要な時に、国民が満足する食料を配布出来そうにない以上、「人工衛星と銘打ったミサイル打ち上げ成功」というパフォーマンスがどうしても欲しい。
 あるいは打ち上げを中止する見返りに今以上の食料支援を得られれば面目が立つ。
 何てたってこちらには核というお宝がある。これをちらつかせれば米日韓なぞ恐くはない。中国は北朝鮮の体制崩壊、あるいは戦争による不安定化を怖れている。食料支援を餌に自粛を求めてくることも充分に考えられる。こうした駆け引きに勝利するためにはミサイルを一段づつ積み上げてこちらのやる気をアピールしなくちゃな。
 念のためちょいといつもの脅しをかけておくか。
 「平和的衛星の迎撃は破滅的かつ無慈悲な報復を招くだろう」
 金正恩は突き出た腹をポンポンと叩いた。心なしか空しい音がした。

# by minamikawa-taizo | 2012-04-09 01:58 | Trackback | Comments(3)

老いの足音 /

数年前まで三日間ぐらい完全徹夜が出来た。完全徹夜とは24時間寝ないことだ。
ムツゴロウさんこと畑正憲さんは麻雀で一週間寝なかったそうだ。徹夜の日数を競い合っても自慢にならないが、最近は一晩徹夜すると頭も身体もボロボロになってしまう。
 徹夜しなくったって元々、頭はボロボロなんんだけれど、そのボロボロな頭が一層、ボロボロのボロボロになっていて、上から押さえるとおからのように崩れてしまいそうになる。その、あの、あれ、ほれ、情けないったらありゃしない。
食欲はと言えばこれは年齢以上に旺盛だ。旺盛なのにウチの鬼嫁が二言目には「タベルナ」を連発。イタリアのレストランじゃないぞ。 おかげで5キロも痩せたのにもっと痩せろという。ついでに煙草もやめろと言う。鬼嫁の言うことは常に正しい。100%正しいが酒も煙草も飲まず、その上、節食したんじゃ僕は仙人になってしまう。
 残り人生カウントダウン。少々、縮まったってかまうもんか。と思ったりもするが、ふと鏡を見ればそこに初老の徹夜あけでふぬけた男の顔が見える。ボサボサ頭に無精髭、二日間風呂も入ってない。足元でヒタヒタと音がするから何だろうと思ったら忍び寄る老いの足音だ。ヒタヒタヒタ…バカヤロウ!ドロボウみたいにヒタヒタと忍び寄るんじゃねえ!正面から堂々と訪ねて来いてんだ。

# by minamikawa-taizo | 2012-04-08 01:10 | Trackback | Comments(2)

ジンギス・カンの謎 /

緑内障の心配があるというので眼科で視野検査を受けに行った。前回、目の調子が悪いので検査を受けたが、白内障も心配なく、たんなる軽い結膜炎だと言われた。その時に緑内障の検査をしましょうということになったのだ。受付から診療が終わるまで3時間を要した。今回は覚悟をして出かけに本棚から適当に文庫本を選んで持って行った。
川崎淳之介という方の「ジンギス・カンの謎(講談社現代新書)」だ。12世紀、突如としてモンゴル高原に現れ、ヨーロッパを含む広大な大帝国を築いたジンギス・カン。
かつて内モンゴルまで行ったことがあるが、あの素朴でおおらかなモンゴル人のご先祖がどうしてジンギス・カンという怪物を産み出したのかが疑問だった。
裸馬を見事に乗りこなすモンゴルの少年たちを観てもジンギス・カンとは繋がらない。
待合室で「ジンギス・カンの謎」を読んでなるほどと思った。あの時代、モンゴル人たちは騎馬によって世界を征服したというのだ。モンゴルの武将たちは替え馬を用意して戦場に赴き、敵と出くわすとまず逃げる。敵はそれッと後を追う。馬が疲れて動けなくなるまで逃げる。敵の馬も同じく疲れている。そこで、予備の元気な馬に乗り換えて反撃に出たというのだ。馬は草を食うから餌はいらない。食う物がなくなれば馬が食料となり、死ねば毛皮が寒さを凌ぐのに役立つというわけだ。この戦術をジンギス・カンが考え出したとすれば凄い。
本はまだ読み終えていないが、もう一度、モンゴルに行きたくなった。幸い緑内障の方は無罪放免。今夜はジンギス・カンにならってマトンでも食べるとするか。

# by minamikawa-taizo | 2012-04-05 23:57 | Trackback | Comments(8)

高校演劇「日本の幽霊」 /

山手城南地区「春の高校演劇祭」が東京新宿の青年劇場・アトリエ結」で行われた。
 中学一年生の娘が照明を手伝っている。娘が所属する中高一貫校の演劇部は今年度、結成以来初めて関東大会進出を果たした。今回の春の高校演劇祭では「日本の幽霊」という作品を上演した。これは20年ほど前に書かれた作品で、幽霊学校が舞台となっている。校長は牡丹灯籠のおつたで、整形手術の失敗で自殺した女や男に裏切られた風俗の女、いじめに合って自殺した学生など、それぞれ生前に何らかの恨みを持つ連中が立派な幽霊になるために厳しい訓練をしているという設定だ。何だかこう書くとドロドロした怨念話に見えるが、コメディの要素も充分ある芝居となっている。おそらくこのコメディの部分は潤色だと思うが、特に冒頭、ハードトレーニングのシーンは笑わせる。この学校の演劇部が得意なコメディ要素は安心して観ていられるが、話がシリアスな部分になるとやや苦しくなる。
 現代の軽佻浮薄な日本を批判し、この国が戦前、戦中の時代に戻りつつあると警告するのだが、台詞が観念的でリアリティに欠け、かつて、盛んに上演された左翼演劇の傾向を引きずっている。日の丸の旗を振るように強制されたとか「日本は負ける」と発言した大学教授が家族まで「非国民」とののしられたとか、侵略を正当化するために聖戦と言ったなど、あの戦争をそこまで短絡化していいのかと思うシーンが目についた。終盤で戦争に反対出来なかった国民も悪い。自分の意見を堂々と主張出来る世の中にしなければという結論に導かれるのだが、あまりにも単純すぎて、いわゆる反戦演劇としての完成度は低い。脚本をもっと現代風に脚色した方が良かったのではないかなぁ。いずれにせよ公演の度に成長する彼らの今後が楽しみだ。

# by minamikawa-taizo | 2012-04-05 03:36 | Trackback | Comments(2)

ひょうきんホームズと鉄の女 /

 昨日は時間が出来たので映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を観に行った。あのアカデミー主演女優賞を二度とったメリル・ストリーブの最新作だ。
ところが時間を間違えて映画館に着いたのは13時。お目当ての映画は3時30分。どう時間を潰そうかと思ったら丁度、13時30分から「シャーロック・ホームズ~シャドウゲーム」をやっていたので観ることにした。
まあ、そこそこに楽しめたがこの映画のホームズさんはあまり知的な匂いがしない。むしろワトソンの方が探偵ぽいと思った。変装あり、格闘シーンありの娯楽映画だがやはりシャーロック・ホームズは知性の塊で、ちょっと陰気で病的なホームズの方が好きだ。
 そのあとお待ちかねの「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を観たがこの日本語版タイトルどうして「鉄の女の涙」なんて安っぽいタイトルを付けたのかなぁ。原題を直訳すれば確か「「マーガレット・サッチャー 鉄の女」だったはず。涙なんて余計なものを付けて欲しくなかった。
メリル・ストリーブはさすがにうまい。晩年の惚け始めた孤独なサッチャーと鉄の女の首相時代を見事に演じていた。何しろ世界的な歴史上の人物だけにちょっと脚本も気を遣って、全体的にはきれい事に終わっているのが物足りない気がしたが、かつて栄光を極めたサッチャーの孤独感が実にいい。
 

# by minamikawa-taizo | 2012-04-03 03:15 | Trackback | Comments(2)

人生最初の罪の記憶 /

目を瞑ると記憶の砂漠を徘徊している僕がいた。所々、陥没している。ほとんどは小さな穴だが、時には大きな穴もある。こうした穴に埋没してしまった記憶には僕が意識的に封印してしまったものもある。
 基本的に嫌な出来事、苦しかった出来事は速やかに忘れることが、その時々の処世術だった。しかし、最近、封印したはずの記憶が、砂漠の嵐に巻き上げられて突然、姿を現したりする。
 それは広大な砂漠にほんの一部だけ覗いていて、何だろうと近づくと、あのことや、あの出来事の断片だったりして思わずドキッとしてしまう。
 年齢的な問題も手伝って、僕はますます忘れっぽいおじさんになりつつあるが、本当は忘れてしまっているのではなく、思い出さないだけなのだ。
 閉じこめられていた記憶は時と場所をわきまえず、トイレの最中や、仲間との会話、会議中、読書中、睡眠中いたる所でゾンビのごとく甦ってくる。
 長い長い一本道がある。周りは見渡す限りの水田。そこをとぼとぼ歩いている僕。まだ3~4歳ぐらいだろうか。場面が変わると僕は牛小屋にいる。黒い牛がギョロリと目をむいて胡散臭げに僕を睨みつける。
 牛小屋の隣は農機具をしまう倉庫になっている。そこに大きな作業台があった。ふと見ると懐中電灯が置いてある。僕は懐中電灯を手に取ってスイッチを入れる。暗い倉庫に光の塊が揺れた。牛が驚いて首を大きく振り上げた。目が血走っている。
 僕は驚いて懐中電灯を落としてしまった。ガラスの部分が粉々になって床に散乱している。
「おじさんに叱られる」
僕には壊した懐中電灯がとてつもなく高価なものに思えたのだ。昭和23~4年頃のことだ。その時、母親は僕を連れて遠い親戚に米を分けてもらいに来ていたのだ。(そのことは僕の記憶を確かめるために母親に聞いて知った)
母親が頭を下げて米を譲って欲しいと頼みにきているのに、懐中電灯を壊したのはきっとまずい結果になるとまで考えたかどうかは分からない。
 僕は必死で割れたガラスの破片を集めて倉庫の隅に押し込み、懐中電灯をガラクタが入っている工具箱に押し込んだ。
 おそらく記憶に残る限り僕が初めて犯した罪だ。この記憶がなにかの折りに突然甦る。 その度に僕の胸はチクチクする。母親に聞くまではそこがどこなのか、何故、そんな牛小屋に僕がいたのか全く分からなかった。まるでフイルム編集のカット屑のように、そこだけが切り取られて、僕の記憶の断片にぶら下がり続けてきたのだ。

# by minamikawa-taizo | 2012-03-31 22:47 | Trackback | Comments(4)

愛煙家の嘆き /

本日、秘密結社 日本煙草愛好会の定例集会があった。このところ煙草の入手がますます困難になり、今日も一箱5700円の闇煙草、マイルドセブン10㎎が一本手に入っただけだった。地下3階の集会場所は見張りが立ち、会話もなく、黙々と煙草を吸う十数人の会員たちがいた。なんて日記をいつの日か書くことになるのだろうか? 
 愛煙家たちはますます社会的な日陰者になりつつある。まるで牢獄のような喫煙場所でタバコをくゆらせている人たちの表情は一様に暗い。近頃はその喫煙場所さえ探すのに一苦労だ。禁煙さえすればこのニコチン中毒患者の群から抜け出せる。白い歯を見せて笑いながら「タバコなんてこの世からなくなればいい」と自信満々で発言できる。何度も止めようと思った。実際に止めたこともあった。しかし、コロンブスがアメリカ大陸から煙草の葉をヨーロッパに広めたのが1492年、ということは500年以上、喫煙の歴史がある。その間、喫煙は文化の香りを放っていた。知性の象徴だった。今、煙草臭い奴は時代の敗残者と言われかねない。「煙草は健康に悪いから止めるべし」その正義に異を唱えるつもりはない。異を唱えるつもりは毛頭ないが、あれほど町中至る所に禁煙シールを貼りまくり、最早、希少的存在となりつつある喫煙場所をさらに撤去するほどの正義なのかと思いたくなる。そのうち禁煙法なんてのが賛成多数で通りかねない状況に何か危険なものを感じてしまうのだ。

# by minamikawa-taizo | 2012-03-30 00:34 | Trackback | Comments(6)

美食と悪食 /

仕事仲間と一緒に「豚しゃぶ」を食べに行った。ちょっと風変わりな豚しゃぶで、タレはうどんの汁のようなものにつけて食べる。あっさりとした味で、実に美味だった。(そのくせ店の名は忘却)
 一緒に行った某プロダクションの女性代表が
「私は牛はダメだけど豚は好きなの」
「ひょっとしたらヒンズー教徒?」
「違うわよ! 宗教は関係ないの」
「しかし、牛がダメで豚はOKというのはよくわからんなぁ。肉は肉じゃないか」
という話になった。
 僕は牛も豚もニワトリも猪も鹿も馬も鯨もすべてOK。たんに経験だけで言えばワニ、カエル、ヘビ、イヌ、クマ、ダチョウ、サソリも食った。人間、殺生をして肉を食う以上差別をしてはならない。出された肉はすべてありがたくいただく。
ありがたくいただくが、美味しいかどうかは別問題だ。ワニとダチョウはもう2~3回食べてもいいと思うが、イヌ肉はそれを食わなきゃ死ぬという状況以外は勘弁願いたい。中国の朝鮮族の村で食べたイヌ肉は何だかボソボソしていて、呑み込んだ後に微かな臭みが鼻に残った。
 豚しゃぶの女性は奇妙なことを言う。乳製品は嫌いだがチーズは食べる。筋子は食べるがイクラは食べない。単にワガママなだけといってしまえばそれまでだが、食べ物にうるさい分なかなかのグルメで、おかげで時々、美味しいものを御馳走になる。この間、北海道のムツゴロウさん宅で前日、ハンターが射止めたエゾジカの刺身を頂いた。甘さがあって実に美味だった。

# by minamikawa-taizo | 2012-03-29 01:06 | Trackback | Comments(0)

本屋に入ると便意を催す                     /

「本屋に入るとウンコがしたくなる」これは永い間、人に言えない僕のヒメゴトだった。何の科学的根拠もない。が、何故か多量の本の匂いを嗅ぐと便意を催すのだ。
 時々、トイレで本を読む習性があるから、本の匂いを嗅ぐとトイレを思い出すのだろうか?かもしれない。あるいは、本の匂いに含まれる何らかの成分が、便意を促す作用をするのだろうか?
 そうだとすれば、本の匂いがする香水を作れば、嗅ぐだけで便意を催す画期的な便秘薬ができるに違いない。
「だが待てよ」
 本の匂いに便意を催す効果があるのなら、本屋で青い顔をして店員にトイレの場所を尋ねる客が相次ぎ、店の中は屁の匂いで充満するはずだ。さらに、免疫にでもなってない限り、店員の腹は四六時中唸り続けていることだろう。
「やはり、これは僕の勝手な思い込みにすぎない」
 そう思って僕はこのことを誰にも話さずにいたのだ。
 ところが、ある酒席で永年、便秘に苦しんでいるC子さんの話をきっかけに、便秘に効果がある食物や運動が話題になった時、突然、封印された秘密が、第三者の口から公にされたのだ。
 仕事仲間のMさんが
「本屋に行くといいですよ。本の匂いを嗅ぐと便意を催します」
 と言い出したのだ。僕は思わず目頭が熱くなるほど感激した。別れていた肉親と再会したような、まさに「ブルータスお前もか!」の想いだったのだ。僕は永年の謎をこの際、一気に解決できるのではと、Mさんにその科学的な根拠を聞いてみたら、彼も自分の体験による思い込みでしかないという。
 それにしても、この世の中に同じ思い込みをしている人間が、少なくとも二人いるとは実に心強い。二人いると言うことは世界では数百、数千いたっておかしくない。
 しかし、Mさんと僕以外のこの日の出席者は、頭から笑って信じようとしない。全く、こういう連中は北朝鮮からテポドンが飛んでくるまであの国の怖さを知ろうとしないに違いない。

# by minamikawa-taizo | 2012-03-27 02:11 | Trackback | Comments(8)

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