青江三奈さんの元夫にお会いした。 /
2010年 08月 12日
お訪ねして驚いた。家の中隅々まで至る所に青江三奈さんの写真や遺品が展示してあり、トイレやキッチンの流し台に至るまで。二階には部屋の半分に三奈さんの膨大なステージ衣装が、玄関には三奈さんの靴が。それも夏はサンダルで冬はブーツにするという徹底ぶりだ。
まさに家ごと青江三奈メモリアルという感じだった。今年80歳になる花さんはこの青江三奈さんの写真や遺品に囲まれて、まるで墓守のように静かに余生をお過ごしになっていた。
膵臓がんに冒されて、病床にあった三奈さんがかつて20年間一緒に暮らした花さんを呼び寄せ、花さんは三奈さんの最後を見送った。このことでマスコミの一部は財産目当てなどと揶揄したが、お会いして見るとそんな懸念はふっとんだ。
家中に飾られた三奈さんの写真や遺品、アルバム類は見事に整理され、塵ひとつない。どなたか手伝う人がいるのかと思ったら、ひとりでやっていらっしゃるのだとか。
あの大歌手、青江三奈さんの功績を守るのに最適の方だと思った。
花さんはとてもシャイで、三奈さんに関してはオープンマインドで、何でも自由に取材させて頂けるが、ご自分は出来れば画面に出たくないとおっしゃった。
番組上、どうしても花さんのインタビューが欲しかったので、何とか了承していただいたが、
「取材された結果、悪く書く人も良く書く人もいるが僕は一向にかまわない。書いた人もそれぞれ立場と生活がかかっているのだろうから。悪く書かれたものは見なきゃいいんだと思っています」
とおっしゃったのが印象的だった。まだ高校を卒業したばかりの三奈さんを見つけ出し、その歌の才能を育てた花さん。青江三奈が花さんの人生すべてだったと言っていい。





