かわいいおばあちゃん /
2012年 06月 14日
途中、「飛び出すな、子供とお年寄り」という標語を見つけた姪っ子が「年寄りが飛び出すわけないやん」と突っ込みを入れ、大笑いしました。
商店街に着くと、母親は大変喜んで昔からある魚屋や八百屋、鰹節屋などを観て
「娘の頃、よう来たんや。懐かしいなぁ。懐かしいなぁ」
を連発していました。
実は5月に帰った時も母親と一緒にこの商店街に行っっているのですが、母親の中ではもう遠い出来事になっているようです。
大阪には3日ほどいたのですが毎朝、顔を合わせると
「あんた何時来たん?」と聞きます。
王子商店街の小さな本屋で五木寛之さんの新・幸福論というのを読みたいというので買ってあげました。
五木さんのファンですが、おそらく文章を眺めて楽しむのが精一杯だろうと思います。
帰り支度をしていたら階下で母親の声がしました。
「灰皿に煙草の吸い殻があるということは泰三はまだおるんやな」
素晴らしい推理です。その母親に別れを告げて家を出、露地を抜けたところで振り返ると母親が子供のように手を振っていました。
子供の頃、何かと言えば平手打ちが飛んできた厳しい母親でしたが、今は会う度に抱きしめたくなるほどかわいいおばあちゃんです。





