下手な言い訳いいわけない /
2012年 06月 18日
せめて高校を卒業するまでは頑張りたいと思う。
それまであと4年。一方で小説は稼ぎになる保証はないから稼ぎを優先するためには放送作家の仕事を続ける必要がある。
しかし、稼ぎを優先すると小説を書く時間がなかなか取れない。残る人生、一本でも多く作品を遺したい。作家としてエゴに徹すれば心を鬼にして、小説書きに徹したいなどと不埒なことを思うことがある。
「私はそうは思いません」
Yさんが言った。
昨夜、僕が会員だった「ラジオの会」の解散パーティの席でのことだ。
Yさんは脚本家。僕の小説の支持者で、拙著「グッバイ艶(幻冬舎刊)」が何の賞も取れず、映画化もならないことに憤ってくれた。「グッバイ艶」は文学だとまで言ってくれた。
文学とまで言われると照れくさいが、久しぶりに熱い評価を聞いて嬉しかった。
そのYさんが僕の情けない言い訳を真っ向から否定したのだ。
「南川さんは娘さんや放送台本やいろんなことを抱えながら、その隙間で小説を書くからいいのよ。充分な時間が出来たから書けると思わないわ」
というのだ。言外に「甘ったれるな」という声も聞こえた。その通りです。ありがとうYさん。





