娘と村上春樹 /
2013年 06月 25日
と娘が言った。
「ホー、もうマンガは卒業したのか?」
と聞いたら
「この頃、マンガは読んでない。文学系の本を読んでいるよ」
と言うので、嬉しくなって
「よし、泰さんが本代を出してやる」
というわけで娘と本屋に行った。娘は小学校の頃は「ネバーエンディングストーリー」などの児童文学を読みあさっていたが、中学に入ってからはマンガとアニメに夢中になった。
ちょっと寂しかったが、マンガもアニメもおおいに結構だ。
娘の本棚はみるみるうちにマンガとライトノベルの全集で一杯になった。そして今、また文学に興味を持ち始めたらしい。
すぐに投げ出してまたマンガに戻るかも知れないが、それならそれでいい。興味あるもの、面白いもの、知的な刺激になるものは、マンガでもアニメでも文学でもノンフィクションでも大歓迎だ。
ところがなぜか娘は村上春樹ではなく、ジュール・ ヴェルヌの「海底2万マイル」とイワン・ツルゲーネフの「初恋」を買った。
「あれ?村上春樹じゃなかったの?」と聞いたら
「読みたいのがなかったの」
という。僕は読まず嫌いで村上春樹を全く読んでいなかったので、娘が読み終わったら読もうと思っていたのに。また村上春樹が遠くなった。





