足のマッサージ

「泰さん、足がパンパンだから久しぶりにマッサージしてくれる？」
と中学３年生の娘が有無も言わさず隣の椅子に座って足を乗っけてきた。
マッサージを始めると、確かにパンパンに張っていて固い。
「目をつむってマッサージしていると、まるで男の子の足みたいだな」と言ったら
「何言ってるの！一度チア－部の女の子の足を触ってごらんよ。こんなもんじゃないから」
と言うので
「あ、そう、じゃ今度学校に行った時、チア－部の女の子の足触ってみるよ」
と答えたら、
「ちょっと泰さん！なんてこと言うの！」
「だから娘が触ってみろと言うのでと断ってから触るから」
「ダメよ！そんなのダメに決まってるでしょ！」
このところ娘にやり込められることが多いから、ちょっとからかってやった。
それにしても６９歳の父親に足をマッサージさせるとはなんたる娘だ。と僕は内心喜んでいる。