カミに見放された男
2007年 01月 21日
トイレに行きたくなって六本木ヒルズ地下のトイレに飛び込んだ。場所は秘密だ。
というのもここはヒルズに属しながら駅に近く、イザ催した時に空いている確率が高いので、他人には教えたくない。
ここには個室が二つしかないが、小さいながらも手入れが行き届いていて、清潔で使い易い。驚いたことに、棚の上にスペアー用のトイレットペーパーが積み上げてある。
「日本は何て素晴らしい国なんだ」
妙な所で感激してしまう。僕が貧しい学生時代だったら、ここから少しずつトイレットペーパーを失敬していたことだろう。
今や六本木周辺の住人はトイレットペーパーを持ち帰るなんてせこい人間はいないってことなんだろう。
かつてトイレットペーパーをテーマに番組を作ったことがあった。某女子大に協力してもらって、トイレットペーパーの消費量を1週間チェックさせてもらい、他の大学の男子トイレの消費量と比較したら、女子大の方が数倍多いことが分かった。今度はトイレットペーパーを製造している会社に行ったら、でっかい紙のロールを何等分かに分けて、一個のトイレットペーパーが出来ることを知ったのだが、その等分を一つ増やすだけでトイレットペーパーの消費量を大きく減らせることを知った。
実際に用を足すには今のサイズは必要ないんだそうだ。しかし、それをやるにはロールを等分する機械を作り替え、パッケージを変えとこれまた膨大なコストがかかるらしい。 しかも、ある程度のサイズに慣らされた消費者が一回り幅が狭くなったトイレットペーパーを受け入れるかという問題がある。
以前、石油パニックの時、町中からテッシュペーパーはもちろん、トイレットペーパーが消えた。今、この国はあの苦い教訓を忘れ、町で配られるテッシュをはじめ、紙は只で手に入り、使い放題だという風潮が蔓延している。
インドでトイレに入ったら紙がない。ふと見れば小さなバケツが置いてある。ここに水を入れて置き、用をたした後、左手で洗うんだそうだ。これも水洗トイレには違いない。 少なくとも僕の経験では日本の公衆トイレに設置されているトイレットペーパーの紙質は世界一じゃないかと思う。
かつて1センチ四方の紙があれば充分に用を足せるという話を得意芸にしている芸人がいた。どうやって1センチの紙で用を足せると思いますか?
答えは簡単。指先でお尻を拭き取って汚れた指先を洗って最後に1センチの紙で拭くんだそうだ。
実際、急に催してトイレに飛び込んだものの気がついたら紙がないというアクシデントを体験した人も多いだろう。そんな時、みんなどういう風に処理しているのだろうか?
新聞や週刊誌と言ったものがあれば何とかなるが、そういう時に限って紙らしきものはなにもない。こういうのをカミに見放されるというのだろうか。
僕は靴下を脱いで紙代わりにしたこともあるし、名刺をもみほぐして上紙をはがして代用したこともあった。
緊急の場合、各自の創意と工夫で処理するのはいいけれど、それを便器で流すと詰まる原因になってしまうから御注意を!
今回はネタに詰まってツマライお話しをしてしまったかも。





